体外循環技術
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Retrograde continuous warm blood cardioplegiaを用いた体外循環の経験
立原 敬一上野 好彦鈴木 直人塩野 則次藤井 毅郎徳弘 圭一小山 信彌
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1995 年 21 巻 1 号 p. 17-21

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抄録
開心術時の心筋保護法として,常温体外循環下にretrograde continuous warm blood cardioplegiaを5例に使用した。心筋保護液基調液として,高濃度カリウムGIK液および低濃度カリウムGIK液を用い,これらのGIK液を1に対し,人工肺酸素加血液を4の割合で混合した後,34℃ に加温し心温し心筋保護液とした。高濃度カリウム心筋保護液の順行性投与で速やかな心停止が得られ,低濃度カリウム心筋保護液の逆行性持続投与で充分な心停止維持が可能であった。本法を施行することにより,体外循環時間の短縮も得られ,良好な術後心機能および心筋由来血清酵素活性値の推移からも,有効な心筋保護法と考えられた。
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© 日本体外循環技術医学会
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