体外循環技術
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ローラーポンプを使用しない体外循環法の臨床応用とその工夫について
― non Roller pump ECC System(吸引法)―
廣浦 学仲畑 和彦碓氷 章彦川村 光生日比 道昭吉田 勝彦村上 文彦大島 英揮能登谷 淳子渥美 貴文松下 隆博
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1996 年 22 巻 2 号 p. 76-80

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抄録

心臓外科領域における体外循環技術は,目覚ましい進歩と発展を遂げている。今回,従来のローラーポンプによる体外循環法に代わって,補助循環などで使用されている遠心ポンプをメインポンプとして用い,更に,吸引用ローラーポンプに代わり,当院が独自に考案した吸引装置(以下,吸引コントローラ)を用いることで,従来の体外循環法と異なる回路および装置を考案し,臨床に応用した。本方法は送血側からの空気を送る危険がなく,自己を未然に防ぎ得る安全な体外循環が運転できる。また吸引法は,過度な陰圧をかけなければ,臨床使用上問題となるトラブルは認めなかった。

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© 日本体外循環技術医学会
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