体外循環技術
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ポータブル血液分析器i-STAT200の使用経験について
山崎 隆文安田 剛小山 貴史皆川 宗輝増山 尚堀 和芳
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1996 年 23 巻 1 号 p. 65-71

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抄録
近年,技術の進歩に伴い血液分析器も小型軽量化が進められ,今日では携帯可能な血液分析器が開発されている。そこで今回,小型軽量(443g)のポータブル血液分析器i-STAT社製i-STAT200専用カートリッジGE7+を用い,7項目の測定(pH, PCO2, PO2, Na, K, iCa, Hct)を術中の血液検体を用いて,比較機器との相関を求め,更にBland-Altman法を用いて比較検討を行った。その結果,全てのパラメータにおいて良好な相関関係を認めた。各測定項目で若干のBiasを生じたが,臨床上大きな問題はなく有用な装置であると考えられた。
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© 日本体外循環技術医学会
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