2020 年 35 巻 2 号 論文ID: 35.87
鹿児島県内のシラス地域に開設された,中型トラックの走行を想定した作業道98路線について維持管理の実態を分析した。維持管理は開設後4〜6年をピークに実施されている。工種別箇所数では,伐開,不陸整正,敷砂利,コンクリート路面工で80%を占める。金額では路盤工のコンクリート路面工及び敷砂利で約90%を占める。1回あたりの維持管理費用は開設後の経過年数が経つほど増大する。シラス地域の作業道において累計維持管理費率は開設後16年目で開設事業費の25%以上が見込まれる。