本報告ではレーザ変位計を用いた地表面測定装置の開発について報告する。この装置では,レーザ変位計と地表面間の距離を測定することにより,パソコンによる簡易な地表面形状測定と記録が可能となる。製作にさきだち,レーザ変位計の林内土壌に対する適応性を検討するため,土壌を対象とした測定時の計測誤差を求めた。この結果測定範囲全域において,測定誤差は2mm以内であることが明らかになった。また,土壌の湿潤,乾燥による影響は砂,土で認められたが,湿潤による色変化の影響は少ないと判断された。また,試作器を用いた測定の結果,装置の有効性が明らかにされた。