日本消化器外科学会雑誌
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多発性小腸平滑筋腫の1例
榊 雅之中島 信一竹中 博昭臼井 規朗西田 俊朗田中 智之
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1990 年 23 巻 7 号 p. 1917-1920

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抄録
今回, われわれは本邦でもまれな多発性小腸平滑筋腫の1例を経験した.一般に小腸腫瘍の術前診断は困難とされているが, 今回の症例ではcomputed tomograhy, 腹部超音波検査, 血管造影により診断しえた.多発性のためすべての腫瘍を摘出することはできなかったが, 文献的には摘出標本の組織像にて悪性度を決定しえない場合も多いとされており, 現在経過観察中である.
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