法と心理
Online ISSN : 2424-1148
Print ISSN : 1346-8669
企画趣旨
学会設立20周年記念学会企画シンポジウム 裁判員制度を巡る法と心理学研究のレビューと展望
藤田 政博佐伯 昌彦
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2020 年 20 巻 1 号 p. 35-36

詳細
抄録

法と心理学会創設20周年記念シンポジウムが、2019年度の学術大会内において開催された。シンポジウムは 2つあり、そのうち1つのテーマが「裁判員制度を巡る法と心理学研究のレビューと展望」である。シンポジウムが開催された 2019 年は、学会創設20周年の年であるだけでなく、裁判員制度開始10周年の年でもあり、時宜を得た企画であった。ここでは、このシンポジウムの企画趣旨、ならびに当日の構成等について紹介する。このシンポジウムでは、まず研究者の視点から、これまでの裁判員制度に関する法と心理学研究のレビューの結果が紹介され、法実務の視点からこれまでの研究に対する評価を論じてもらった。このような登壇者による報告、ならびにフロアとの質疑応答により、これまでの裁判員制度に関する法と心理学研究を回顧的にレビューするだけでなく、これからの研究についての指針を得ることを、本シンポジウムは企図していた。詳細については、この後に続く本シンポジウムに関連する報告論文をお読みいただければと思うが、本稿は、このシンポジウムの企画趣旨について説明したうえで、当日の報告の流れや、質疑応答の状況についての簡単な記録を記すものである。

著者関連情報
© 2020 法と心理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top