超音波医学
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総説
陰嚢内容の超音波検査
河本 敦夫
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2014 年 41 巻 5 号 p. 665-673

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抄録
陰嚢内容は泌尿器領域であるが,対象は浅く体表臓器に準じた装置設定が重要である.検査に当たってカラードプラ法とともにハーモニックイメージやコンパウンドスキャンなど新しい撮像法を積極的に利用するとよい.また,陰嚢症例は緊急性のある疾患が対象であり,特徴的超音波像を理解しておくことが重要である.本稿では,臨床でも遭遇する機会が多い代表的疾患を,急性陰嚢症(外傷性・非外傷性),無痛性陰嚢腫大,精巣嚢胞性病変,精巣腫瘍の項目ごとに概説する.
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© 2014 一般社団法人 日本超音波医学会
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