超音波医学
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我が国におけるPoint-of-Care超音波(POCUS)の現状と将来展望
POCUSの普及と教育:学会・研究会の取り組み
谷口 信行
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2019 年 46 巻 1 号 p. 47-50

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抄録
Point-of-Care超音波は,従来日本超音波医学会であまり使用されなった用語であるが,最近他の学会,研究会で注目を浴びている.特に,超音波検査の必要性が高い救急領域では,患者評価法として日常的に行われつつある.ここ数年の間に,POC超音波研究会,救急医学関連,集中治療学関連,内科学関連など複数の学会・研究会で多数の講習会とハンズオンが企画され,多くの参加者でにぎわっている.現在,その企画・プログラムはアメリカで行われている手法に準じたものやそれぞれの学会,研究会独自の手順・方法で行われているが,対象・目的が同じ場合は統一したプログラムで行われることが好ましく,その作成において本会の関与が望まれる.また,講習会で技能を取得した者には一定のお墨付きがあれば,意欲向上に役立つと思われる.
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© 2018 公益社団法人 日本超音波医学会
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