日本看護倫理学会誌
Online ISSN : 2434-7361
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急性期病院看護師の日本語版改訂倫理的悩み測定尺度(JMDS-R)開発とその検証
石原 逸子赤田 いづみ福重 春菜玉田 雅美
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2018 年 10 巻 1 号 p. 60-66

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抄録

本研究は、米国で開発された改訂倫理的悩み測定尺度を日本語版改訂倫理的悩み測定尺度(Japanese version of MDS-R; JMDS-R)として開発し、その信頼性、妥当性の検証を目的に行った。作成者より使用許可を得て翻訳、逆翻訳を行い、研究者らによる一致率で質問項目の妥当性を判断した。調査は、関西圏の300床以上の急性期病院看護師を対象に1,307部配布し、770部の回答を得た。経験年数、燃えつき尺度、離職意図との間に弱い正の相関を示し、看護師の労働環境(JNWI-R)との間では、弱い負の相関を示した。因子分析では、14項目3因子が抽出され、α信頼係数は、0.86であった。各因子のα信頼係数、因子間の相関係数により、JMDS-R 14項目の信頼性、妥当性が確認され、日本語版としての使用可能性が示された。

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© 2018 日本看護倫理学会
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