2010 年 2 巻 1 号 p. 41-45
看護学生が倫理を学ぶ機会として、臨地実習は極めて重要である。本稿は、小児看護学実習で学生が遭遇した倫理的問題事例を、セミナー形式で教員と学生とで対話しながら、問題解決モデルを用いて系統的に検討することを試みたものである。この検討をとおし、学生たちは「倫理的に見ること」と「倫理的に考えること」を学んだ。検討で用いた修正4ステップ問題解決モデルは、問題の状況を考え、とるべき行動の選択に向けて学生を導く有用なツールであった。学生らが、選択した行動を実際に行なうことを学ぶこと、それが今後の課題である。