信州大学教育学部附属志賀自然教育研究施設
兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科/兵庫県立コウノトリの郷公園
2019 年 68 巻 2 号 p. 209-215
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コウノトリCiconia boycianaが冬期に滞在した福井県若狭町鳥羽谷の水田において,水生動物の個体数と現存量を調査した.これらの水田では,コウノトリが餌として利用するアメリカザリガニ,ドジョウおよびトンボ目(幼虫)が現存量において大きな割合を占めていた.水生動物の個体数や現存量は田面の状態によって異なり,耕起後の凹凸が大きい水田で多かった.低湿な水田において,耕起でできた凹みに水が溜まることで形成された一時的水域が,水生動物の好適な生息環境になっていたと考えられた.
鳥
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