千歳川遊水地群に飛来するマガンAnser albifronsとタンチョウGrus japonensisの羽数の推移,各遊水地の開水面の面積の推移と照合したマガンの羽数の変動,植生遷移に伴い生じたタンチョウの繁殖活動等の結果からグリーンインフラとしての千歳川遊水地群の存在意義を論じる.千歳川遊水地群が造成されてから,このエリアのマガンとタンチョウの飛来数は増加した.具体的には植生遷移により開水面の面積が減少した東の里,北島遊水地でマガンの羽数は減ったが,塒入り可能な舞鶴,根志越遊水地を選択し数万羽のマガン群が飛来していた.植生遷移が進み水場やヨシなど含む湿地ができて,タンチョウは適するヨシ原が無い根志越遊水地を除く舞鶴,東の里,北島,江別太,晩翠遊水地で繁殖活動等していた.