日本評価研究
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特集:エビデンスの実践的活用とその方向性
貧困アクションラボの最新動向:
政策教訓と拡大適用の事例
佐々木 亮
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2016 年 17 巻 1 号 p. 43-54

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抄録

 2003年に設立されたアメリカの貧困アクションラボ(Poverty Action Lab)は現在までに770件に及ぶRCTを適用したインパクト評価を実施してきた。その実績を踏まえて、教育分野、保健分野、政治経済・ガバナンス分野のインパクト評価の総合的なレビューを行い、抽出された複数の教訓から構成される合計4本の「政策教訓」(Policy Lessons)を産出・公表してきた。さらに合計7例の拡大適用(Scale-Ups)を実現してきた。本報告では、いったいどのような政策教訓が産出され、どのような拡大適用の事例があったのかを解説するとともに、今後の日本の開発援助への示唆を得た。

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