薬剤疫学
Online ISSN : 1882-790X
Print ISSN : 1342-0445
ISSN-L : 1342-0445
企画/ SS-MIX を基盤とする大規模データベースを用いた医薬品等の安全性調査・研究
3.臨床試験,観察研究におけるデータストレージシステムの活用
植田 真一郎景山 茂
著者情報
ジャーナル フリー

2013 年 18 巻 1 号 p. 31-34

詳細
抄録

製造販売後に現実の診療においてその薬剤を使用した治療法の比較効果や安全性を評価する,外的妥当性をより重視した適切な観察研究が必要とされている.このような目的の場合,恣意性のない連続登録による患者レジストリを構成し,アウトカムを精確に評価し薬剤の推移や経過中の検査値についてやはり恣意性のないデータ抽出が必要となる.治験においてもこのような患者レジストリは有用である.今後方法論的な妥当性を検証することが必要とされるが SS-MIX によるデータストレージシステムはこれらの目的に適った手法であると考えられる.(薬剤疫学 2013;18(1):31-34)

著者関連情報
© 2013 日本薬剤疫学会
前の記事 次の記事
feedback
Top