薬剤疫学
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企画/コホート研究とケース・コントロール研究 ―研究デザインの最近の動向―
3. ケース・クロスオーバー研究
塩境 一仁鍵村 達夫
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2014 年 18 巻 2 号 p. 90-94

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抄録
ケース・クロスオーバー研究は,研究の対象とするイベントが発現したケースだけの情報を使った研究であり,自らのデータからコントロールを得るため,セルフ・コントロールド・スタディに分類される.ケース・クロスオーバー研究が妥当な研究になるためには多くの制約がある.一方でケース・クロスオーバー研究が妥当な研究条件下では,ケース・クロスオーバー研究はコントロール群の患者の情報を別途収集する必要がなく,また遺伝情報や背景情報が一致したコントロールが得られるなど多くの利点がある.本稿では近年疫学研究で利用されているケース・クロスオーバー研究の概略をまとめた.(薬剤疫学 2013; 18(2): 90-94)
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© 2014 日本薬剤疫学会
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