日本公衆衛生看護学会誌
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研究
定年退職した男性の地域の自主グループ参加による変化:社会参加を促進するために
鈴木 良実麻原 きよみ
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2021 年 10 巻 3 号 p. 103-111

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抄録

目的:地域づくりを目的とした自主グループ参加による,定年退職した男性の自身の生活や考え方の変化を明らかにし,これらの人々の自主グループ参加を促進する支援方法を検討する.

方法:自主グループに参加する定年退職男性6名を対象に半構造化インタビューをし,質的な内容分析を実施した.

結果:男性は自主グループ参加により【グループの成長のために仲間と互いに自主性を生かして活動するようになった】り,【地域の役に立つためにグループの一員として活動するようになった】ように,グループの仲間と共に地域の役に立つために活動するようになった.

考察:定年退職した男性は自主グループでの活動目的が,自分の欲求を満たすためだけではなくグループの仲間や地域の人々に役立つために変化した.参加促進の支援として,住民が地域課題について話し合い,地域づくりを目的した自主グループ参加や発足につながる地区活動事業の実施が大切と考えられた.

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