日本植物病理学会報
Online ISSN : 1882-0484
Print ISSN : 0031-9473
ISSN-L : 0031-9473
Taphrina maculansによるウコン斑点病の発生に及ぼす2, 3の要因
Rajendra UPADHYAYM.S. PAVGI
著者情報
ジャーナル フリー

1967 年 33 巻 3 号 p. 176-180

詳細
抄録
Taphrina maculans Butlerによるウコン(Curcuma longa L.)斑点病の発生程度は,環境條件と土壌中の感染源の量とに影響されることが示された。葉令により感受性に多少の差異は認められたが,葉は長い間罹病性であって湿度條件に恵まれている間は感染がおこるので,葉令は重要な意味をもたなくなる。病気の発生時期の早さや激しさは,土壌中の有効感染源の密度によって左右される。当地方で8∼9月に多い25∼30°Cの気温と多湿で曇りの天候は本病の激発を助長する。
著者関連情報
© 日本植物病理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top