日本植物病理学会報
Online ISSN : 1882-0484
Print ISSN : 0031-9473
ISSN-L : 0031-9473
Aphanomyces raphani Kendrickの遊走子の宿主胚軸への走性と胚軸分泌物の役割
横沢 菱三生越 明酒井 隆太郎
著者情報
ジャーナル フリー

1974 年 40 巻 1 号 p. 46-51

詳細
抄録

1. Aphanomyces raphaniの遊走子は病土中で宿主(カンラン)子苗胚軸に集積する。
2. 宿主子苗胚軸上にはニンヒドリンで特異的に発色する箇所,エオシンで特異的に染色される箇所が存在する。
3. 遊走子は宿主胚軸上のエオシン被染色箇所に集積する傾向が認められた。
4. 宿主子苗の胚軸からの分泌物は,本菌遊走子を誘引する。
5. 宿主子苗の胚軸からの分泌物を酸性,中性,塩基性に分画し,その遊走子の誘引活性を調べると,塩基性分画に強い活性が認められた。
6. 塩基性分画中に検出された16のアミノ酸と他の2つのアミノ酸は本菌の遊走子を効果的に誘引しなかった。

著者関連情報
© 日本植物病理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top