日本植物病理学会報
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Macadamia実生を用いたKretzschmaria clavus抵抗性の簡易選抜法
Wen-hsiung KORichard K. KUNIMOTO
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1986 年 52 巻 2 号 p. 336-337

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抄録
マカダミア実生(12~18カ月苗)の茎の地上部10~20cmの部分の表皮を剥ぎ,そこにコムギ・エンバク培地で24C, 30日間培養したK. clavusを接種すると3週間以内に発病し, 3カ月以内に枯死した。本法により, K. clavusに対するマカダミア実生の抵抗性選抜を検討した結果, Macadamia integrifoliaでは20本中18本が, M. ternifoliaでは5本中3本がそれぞれ枯死した。本法は迅速かつ正確であり,大規模な抵抗性選抜育種において有効であると考える。
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