日本植物病理学会報
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ナシ黒斑病菌の生態学的研究への制限酵素断片長多型分析の応用
田辺 憲太郎柘植 尚志西村 正暘
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1989 年 55 巻 3 号 p. 361-365

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抄録
鳥取県会見町,鳥取市および愛知県安城市の二十世紀ナシ園から採集したナシ黒斑病菌13菌株について,リボソームrRNA遺伝子(rDNA)の制限酵素断片長多型(RFLP)を調査した。プローブには本菌No.15A菌株の2種類のrDNA XbaI断片を用いた。その結果,異なるナシ園由来の菌株間,さらには同一ナシ園由来の菌株間で多型が検出され,RFLP分析により本菌個体群中の変異を同定することが可能となった。
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