2018 年 58 巻 1 号 p. 37-43
・慢性咳嗽, 慢性呼吸苦の訴えに対し, まずbiologicalな病態の鑑別を入念に行う.
・咳喘息などの慢性咳嗽患者では, 一般の気管支喘息患者よりも抑うつ・不安といったpsychologicalな因子の関与が大きいことが示唆されている.
・肺気腫などの慢性呼吸苦に対してはpsychologicalおよびsocialな問題の評価が重要である.
・Bio-psycho-socialといった視点で問題評価を行うことが, 慢性咳嗽や慢性呼吸苦のコントロールにおいて非常に重要である.