日本小児腎臓病学会雑誌
Online ISSN : 1881-3933
Print ISSN : 0915-2245
ISSN-L : 0915-2245
原著
小児慢性腎疾患児の効果的療育支援 (QOL) のあり方について
富沢 修一早川 広史福島 愛星名 哲藤中 秀彦大久保 総一朗内山 聖乾 拓郎井口 光正神谷 齊岡部 稔竹内 浩視古川 正強眞弓 光文
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2000 年 13 巻 2 号 p. 85-92

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抄録
 16歳以上の小児慢性特定疾患に含まれる慢性腎疾患患児を対象に,学校生活や社会生活についてのアンケート調査を行った。
 学校生活の悩みについて,教師の無理解に苦しんだことがある例は10.9%,学校と医療機関との連携が悪く嫌な思いをしたことがある例は6.5%,無理解・いじめなどに苦しんだことがある例は16.8%,部活動などに著しい制約や支障を生じたことがある例は32.1%であった。こころの問題に直面した経験があった例は37.4%であった。
 学校や社会に対する情報発信,運動制限の見直し,こころの問題に対する主治医の対応は慢性腎疾患患児を長期に治療していく上で重要な課題と考えられた。
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© 2000 一般社団法人 日本小児腎臓病学会
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