抄録
16歳以上の小児慢性特定疾患に含まれる慢性腎疾患患児を対象に,学校生活や社会生活についてのアンケート調査を行った。
学校生活の悩みについて,教師の無理解に苦しんだことがある例は10.9%,学校と医療機関との連携が悪く嫌な思いをしたことがある例は6.5%,無理解・いじめなどに苦しんだことがある例は16.8%,部活動などに著しい制約や支障を生じたことがある例は32.1%であった。こころの問題に直面した経験があった例は37.4%であった。
学校や社会に対する情報発信,運動制限の見直し,こころの問題に対する主治医の対応は慢性腎疾患患児を長期に治療していく上で重要な課題と考えられた。