大和市立病院 小児科 現 北里大学医学部 小児科
大和市立病院 小児科
2001 年 14 巻 1 号 p. 51-56
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日齢86の川崎病の男児にガンマ (γ-) グロブリン大量療法を施行したが症状の再燃を示した。γ-グロブリンを追加投与したところ原病の症状や炎症反応は速やかに軽快したが,投与終了直前より肉眼的血尿および蛋白尿を呈した。川崎病ではしばしば軽度の蛋白尿や白血球尿を認めるが,これまで同様の報告はほとんどみられず,γ-グロブリンが何らかの形で病態にかかわった可能性があると考えられた。しかし,その成因については今後さらなる検討が必要と考えられた。
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