感應理論の研究 (第二十一報告)
感應の時間測定的研究
ジャーナル
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1943 年
18 巻
3-4 号
p. 185-195
詳細
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発行日: 1943 年
受付日: 1943/09/22
J-STAGE公開日: 2010/07/16
受理日: -
早期公開日: -
改訂日: -
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訂正情報
訂正日: 2010/07/16
訂正理由: -
訂正箇所: 論文抄録
訂正内容: 訂正前 : 以上述べた諸結果を簡單に要約すれば次の通りである。
1. 感應の基本圖形を少しく變形した圖形 (圖1 (ロ)) を用ひて線の長さの短線認知時間に及ぼす影響を調べることが出來る。實驗の結果によれば, 影響線が大となるにつれて初めは認知時間が短縮し, ある點を限界として延長に轉ずる。
2. 黒色矩形を影響刺戟として用ひる時は認知不良化の現象が一層著明となる。
3. 線の有する感應效果と矩形 (正方形) の有するそれとの比較は間接的には視覺刺戟閾を測定することによつてもなされ得る。
4. 認知時間の測定は時間制限法によつて行つても同樣の結果を與へる。
5. 影響剌戟と被影響剌戟との空間距離は認知時間を規定する一つの重要な條件である。距離が接近すれば認知不良となり, 離れゝば佳良となる。このことは剌戟閾に關しても認められる。
6. 空間の過大視・過小視と認知時間との間には密接な關係がある。
7. 知覺研究のためにe-t曲線を描くことが可能であり, この曲線の意義を再檢討することは心理學に課せられた新課題である。
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