内田・クレペリン精神作業曲線の検査反復にともなう変化について
ジャーナル
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1971 年
42 巻
3 号
p. 152-164
詳細
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発行日: 1971/08/10
受付日: 1971/07/19
J-STAGE公開日: 2010/07/16
受理日: -
早期公開日: -
改訂日: -
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訂正情報
訂正日: 2010/07/16
訂正理由: -
訂正箇所: 論文抄録
訂正内容: 訂正前 : 本研究は, 内田・クレペリン精神作業曲線の検査反復にともなう曲線の変化を, 反復までの期間のことなる3群について3つのことなった側面より検討した. 分析Iにおいては, 曲線判定の手がかりとしてもちいられてきた諸測度の変化を検討し, 分析IIにおいては, 直観法による曲線そのものの変化をしらべ, 分析IIIにおいては, 検査反復にともなう曲線の変化を, 因子分析による因子論的な立場より検討をくわえた. その結果一応次の諸点が結論として導びきだされた.
1) 作業量, P-F値による動揺率は, 検査反復にともない増加傾向を示し, 初頭努力率, 休憩効果率は逆に減少傾向をしめす.
2) 検査反復にともない曲線は変化するが, その変化もほとんどは判定結果にして±1段階以内にとどまっている.
3) 変化する方向は, 定型曲線よりずれる, いいかえれば悪い方向への変化が優勢であり, このことは因子論的にも確認できる.
4) 曲線の変化は, 検査反復までの期間が短いほど急激であり, 反復までの期間が長くなるにつれ, 変化は緩慢になり, 比較的安定してくる.
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