論文ID: JJPTF_2023_15
【はじめに】すくみ足の客観的評価として加速度から算出するFreeze Index(以下,FI)が報告されてい る。今回は,有用なFIの算出方法を探索するために,加速度センサの装着箇所とFIのウィンドウ幅に関して特徴量選択の観点から検討を行った。【方法】対象はすくみ足を認めたパーキンソン病患者7名とした。加速度計は腰部および両下腿に装着した。FIは加速度の鉛直成分をSTFT解析し算出した。FIは,単一センサおよび複数センサにおいて,6つのウィンドウ幅で算出した。各FIを相互情報量とk近傍法によるユークリッド距離の重要度でランク付けした。【結果】両方の解析で上位に選択された特徴量は, 「単-右-6」,「単-左-6」,「単-腰-6」,および「複(max)-腰・両足-1」であった。【結論】今回の検討では,単一センサによるウィンドウ幅6秒のFIが有用であることが示唆された。