日本農村医学会雑誌
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症例報告
頸部の急性帯状疱疹痛に対し頸部神経根ブロックが有用と思われた1症例
金田 考徳永 有一岡村 徹
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2004 年 53 巻 1 号 p. 53-55

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抄録
右第2~4頸神経 (右C2~C4) 領域の急性帯状疱疹痛に対し, 選択的神経根ブロックを施行し著効を得た1症例を経験した。症例は47歳, 男性。右頸部帯状疱疹に伴う持続痛と頻回な発作性の疼痛に対し, 星状神経節ブロック, 硬膜外ブロックを行うも疼痛コントロール不良であった。発症10日目に右C3, C4の神経根ブロックをX線透視下で施行したところ, 疼痛は著明に改善し, 帯状疱疹後神経痛 (PHN) への移行を防止し得た。完成したPHNを完治させる治療法は存在せず, 急性帯状疱疹痛の段階で, 強力な疼痛の治療を開始し, PHNへの移行を防止することが重要と思われた。
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© 2004 一般社団法人 日本農村医学会
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