抄録
高齢化および少子化に伴う無縁社会は,隔絶した孤立空間の拡大をもたらし,居住者の健康管理把握,指導が大きな社会問題となっている.現在,一人暮らしの高齢者を対象とした在宅健康管理システムは製品化の段階にあり,その多くが生体情報センシングデバイスによりリモートセンサネットワークを構築,検出される生体情報から健康診断情報を抽出するシステム構築が主流となりつつある.本稿では,リモート生体情報センシングによる可視化技術動向と地域連携における居住者,とくに孤立空間で暮らす人に対する在宅健康管理と遠隔生活改善支援の技術動向を探る.