日本農村医学会雑誌
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原著
帯広厚生病院における喉頭癌治療の検討
吉岡 巌小柴 茂松宮 弘田口 大志
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2014 年 63 巻 1 号 p. 9-18

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抄録
 喉頭癌は頭頸部癌の中でも頻度が高い疾患であり, 当院のような地方病院においては診断から治療を最後まで行なうことが多い悪性疾患である。  2000年1月より2010年4月までに, 1次治療をした喉頭癌121例を対象とした。  治療成績では疾患特異的5年生存率は, 病期別にstageⅠ:100%, stageⅡ:81.8%, stageⅢ:100%, stageⅣa:72.5%であった。stageⅢは生存率が高い一方, 喉頭温存率が低かった。治療成績を評価するとともに, 今後の機能温存を考えた治療について検討した。
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© 2014 一般社団法人 日本農村医学会
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