日本農村医学会雑誌
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症例報告
多種職連携が集中治療室からの退室に有用であった高度肥満・褥瘡敗血症・重症呼吸不全の1例
井上 貴司, 高村 圭, 小森 卓, 橋野 結子, 鈴木 孝敏, 塩泡 亜衣, 菊池 創, 山本 真, 大野 恭大, 山内 恵子, 大椋 友美, 三角 英寿, 森 多喜子
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2020 年 69 巻 4 号 p. 379-

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抄録
 症例は60歳代女性。糖尿病と高血圧で加療歴があるが体重150kgと高度肥満でADLは低かった。201X年8月に意識障害となり救急搬送された。右肺全体の透過性低下を認め,重症呼吸不全を呈していた。挿管人工呼吸管理の上重症感染症としてCTRX+LFVXによる治療を開始した。血液培養からErysipelothrix rhusiopathiaeが検出され,著明な褥瘡を認めていたことから軟部組織感染症が疑われた。LVFXをCLDMに変更し加療を継続し,第10病日に抜管できた。肥満による肺胞低換気のためⅡ型呼吸不全が遷延し,NPPVの装着を必要とした。また肥満・褥瘡のため離床が進まず難渋したが,医師のみならず,看護職(病棟看護師,呼吸サポートチーム,皮膚・排泄ケア認定看護師),理学療法学科,栄養管理科が関わり109kgまで減量でき第173病日に転院できた。現在は独歩通院中である。
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© 2020 一般社団法人 日本農村医学会
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