日本農村医学会雑誌
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原著
病院職員における学術活動の継続性と持続性および学術活動への関心に影響する要因
稲垣 久美子三浦 崇則犬塚 斉藤永 一弥
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2025 年 74 巻 2 号 p. 72-82

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抄録
 病院職員における学会発表・論文作成(学術活動)の継続性と持続性を調査するとともに,学術活動への関心に影響する要因を検討した。
 当院の学術活動として2006年度から2019年度における各年度の学会発表数,論文数および論文化率を調査した。また,全職員を対象に実施した学術活動への関心に関する調査で,2014年に得られた718名の回答(回答率51.6%)および2021年に得られた1,223名の回答(回答率73.6%)を解析対象とした。学術活動への関心と学術活動の経験,プロフェッショナリズムの意識,教育病院の意識,医療・ケアの質を向上の意識,参考書・論文・雑誌の利用との関連について単変量解析を用いて検討し,P<0.1の項目を説明変数として多変量解析を行なった。
 医師の学術活動は2006年度から2019年度まで継続性と持続性が保たれていた。一方で薬剤師および看護師の学術活動は減少していた。学術活動への関心に関する変数として,性別,職種,学術活動の経験,プロフェッショナリズムの意識,教育病院の意識,医療・ケアの質を向上の意識,参考書・論文・雑誌の利用が抽出された。多変量解析の結果,薬剤師,参考書・論文・雑誌の利用,医療・ケアの質を向上の意識,学術活動の経験,医師,診療協同,プロフェッショナリズムの意識,教育病院の意識のオッズ比が大きく学術活動への関心と関連していた。
 医師の学術活動は継続性・持続性を保っていたが,医師以外のメディカルスタッフの持続性は低下していた。
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