抄録
本研究は,限界集落で健康生活を送る高齢者のストレングスを明らかにすることを目的とする。方法は,28文献から抽出した記述内容をRappによるストレングスモデルの枠組みを用いて分析した。結果は,38のサブカテゴリから14カテゴリが抽出され,それらはストレングスモデルの個人ストレングスでは「熱望」(2カテゴリ),「能力」(4),「自信」(2),環境ストレングスでは「資源」(2),「社会関係」(2),「機会」(2)に分類された。これらより,個人・環境ストレングスの要素間の相互作用を捉えるとともに限界集落で健康生活を送る高齢者のストレングスが明らかになった。今後,限界集落の高齢者がもつストレングスを可視化することは,公衆衛生看護活動においてストレングスを活かした活動及び支援に重要な評価指標となると考える。