日本農村医学会雑誌
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研究報告
特殊体位手術時の圧抜きで行なう反応性充血の予防
──介助補助手袋(ビニール手袋)を使用した術前に行なう圧抜きの有効性──
山之内 英里子, 浮須 春菜, 小林 彩夏, 北見 智恵, 小熊 綾子, 高野 聖子
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2026 年 75 巻 2 号 p. 80-87

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抄録
【はじめに】反応性充血は褥瘡の初期段階で,反応性充血の予防が褥瘡予防につながる。  【目的】特殊体位手術における術後反応性充血の予防として,介助補助手袋(ビニール手袋)を用いた術前の圧抜き手技の有効性を検討する。  【対象と方法】2022年4月から2023年12月に当院で施行された切石位・側臥位・腹臥位手術687例。2023年6月から介助補助手袋による圧抜きを導入した。術直後,回復室,術翌日において反応性充血発生を評価し,圧抜きあり群となし群の比較を行なった。  【結果】各体位において,術直後の反応性充血発生率に有意差はなかったが,翌日まで残存する充血は圧抜きあり群で認められなかった。切石位・腹臥位では圧抜きにより回復室での反応性充血残存率も低下傾向が見られた。  【考察】介助補助手袋による圧抜きにより皮膚のしわや摩擦・ずれ力を軽減し,寝床内環境の調整にも寄与したと考えられた。手術体位固定後の圧抜きは,反応性充血予防に有効な看護介入である可能性がある。
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