富山県衛生研究所環境保健部
富山県農村医学研究会
2000 年 49 巻 2 号 p. 142-145
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有機リン系農薬の代謝物として, 尿中のジメチルリン酸とジメチルチオリン酸の濃度を, 農薬散布作業を行わない人について分析した。その結果, 尿中代謝物は農繁期, 農閑期を問わずほぼ一年中検出され, 散発的な濃度の上昇が観察されたことから, 農薬散布にかかわらない者でも年間を通して有機リン系化合物の暴露を受ける機会があり, それらが体内にとどまっている可能性も考えられた。
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