リハビリテーション医学
Online ISSN : 1880-778X
Print ISSN : 0034-351X
ISSN-L : 0034-351X
最大筋伸張位における電気刺激の効果
立野 勝彦洲崎 俊男濱出 茂治染矢 富士子横山 和彦
著者情報
キーワード: 電気刺激, 最大筋伸張位
ジャーナル フリー

1987 年 24 巻 3 号 p. 176-177

詳細
抄録

前脛骨筋を最大伸張位に固定し,そのモーターポイントに電気刺激を加え,その筋力増強の効果をみた.電気刺激は50Hz,0.2msの矩形波を用い,通電時間10秒と休息時間10秒を1セットとし,1日に10セット,4週間行わせしめた.その結果,2週後で11.8%,4週後で28.2%の有意の筋力増強を認めた.前脛骨筋を固定せず,全く自由にさせ電気刺激を行った群では,2週後に4.6%,4週後に17.7%の増加であった.最大伸張位に前脛骨筋を固定し,電気刺激を行うことは,より一層の筋力増強の効果を産み出すものと思われる.

著者関連情報
© 社団法人 日本リハビリテーション医学会
前の記事 次の記事
feedback
Top