糖尿病は世界的に増加の一途を辿っており,わが国も例外ではない.糖尿病が問題なのはその合併症であり,血糖コントロールが不良であれば,それにより機能的予後さらには生命予後への重大な影響を及ぼす.合併症の予防・進展抑制のためにも,適切な血糖コントロールのみならず,血圧・脂質代謝・体重の維持が重要である.そのうえで,リハビリテーションの占める役割は大きい.高齢者の増加に伴い,血糖コントロールの目標を見極めたうえで,薬物療法や運動療法を進めるためにも低血糖を避けながら,最適な方法を選択し,十分な効果を得ることが求められる.