The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
Online ISSN : 1881-8560
Print ISSN : 1881-3526
ISSN-L : 1881-3526
特集『リハビリテーション科専門医のロールモデルとリハビリテーションのエビデンス』
回復期リハビリテーション病棟をさらに進化させるために
―リハビリテーション科専門医に期待すること―
石川 誠
著者情報
ジャーナル フリー

2016 年 53 巻 3 号 p. 190-196

詳細
抄録
 日本のリハビリテーション(以下,リハ)医療は人口の高齢化とともに発展し,2000年に介護保険制度施行とともに回復期リハ病棟が創設された.その後,現在までにリハに関する診療報酬は改定ごとに変化したが,理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の国家資格保持者数の増加,回復期リハ病棟の増加などによりリハ医療は各地域に普及した.しかし,回復期リハ病棟における患者1人あたり疾患別リハの平均実施単位数は増加したがfunctional independence measure(FIM)利得の変化は乏しく,回復期リハ病棟の質は医療機関間で大きな差があると指摘されることとなった.回復期リハ病棟を有する病院にリハ科専門医が勤務している病院は2015年4月の時点で29.4%にすぎない.今後,回復期リハ病棟にはリハ科専門医の配置を必須とし,質の向上が期待されるところである.
著者関連情報
© 2016 社団法人 日本リハビリテーション医学会
前の記事 次の記事
feedback
Top