The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
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特集『リハビリテーション科専門医のロールモデルとリハビリテーションのエビデンス』
脳卒中急性期におけるリハビリテーション科専門医の関与と機能改善の関連
―日本リハビリテーション・データベースを用いた後ろ向き研究―
木下 翔司岡本 隆嗣安保 雅博
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2016 年 53 巻 3 号 p. 197-201

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抄録
 脳卒中急性期リハビリテーションにリハビリテーション(以下,リハ)科専門医が関与することが機能予後に与える影響について,筆者らが検討報告した研究を紹介する.日本リハ・データベースに登録された,2005年1月~2013年12月の間に急性期病院に入院した脳卒中患者を解析対象とした.3,838名が解析対象となり,うち814名の主治医がリハ科専門医であった.リハ科専門医が担当した患者では,訓練量が多く,自主訓練および定期的なカンファレンスの実施が多かった.多重線形回帰分析の結果,リハ科専門医が主治医として関わることとfunctional independence measure(FIM)effectivenessに有意な関連を認めた.リハ科専門医が急性期から脳卒中患者に関与することで,リハの質と量が向上し,患者機能予後が改善すると推察された.
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© 2016 社団法人 日本リハビリテーション医学会
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