The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
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特集『小児リハビリテーション―その歴史と各疾患への対応,未来への展望について―』
骨系統疾患のリハビリテーション
芳賀 信彦
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2016 年 53 巻 5 号 p. 374-378

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抄録
 骨系統疾患とは,全身の骨に常に一定の様式をもって変化のあらわれる骨疾患の総称であり,一般に高齢で発症する運動器障害を若年期から示すことがある.骨形成不全症は骨脆弱性を早期から示し,装具治療,手術治療,薬物治療,リハビリテーションを組み合わせて,骨折予防,移動能力向上を目指す.先天性脊椎骨端異形成症などのⅡ型コラーゲン異常症は早発性の変形性関節症や脊椎症を示し,前者の発症・進行予防のため,適切な筋力強化,過度な荷重や衝撃を避ける指導などを行う.後者については,小児では無症状のまま脊髄障害のリスクが進行している場合があり,運動療法に際しては注意を必要とする.
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© 2016 社団法人 日本リハビリテーション医学会
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