The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
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特集『神経生理学的手法の応用―実践と可能性―』
神経生理学とリハビリテーション概論
正門 由久
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2016 年 53 巻 6 号 p. 428-433

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抄録

 臨床神経生理学は,ヒトの中枢神経系,末梢神経系の機能をさまざまな方法で診断,評価し,治療に役立てる学問であり,この分野の発展は目覚ましい.脳波・筋電図ばかりではなく,誘発電位,機能画像なども近年それに含められており,中枢神経系・末梢神経系の区分を超えた学問へと発展し,リハビリテーション(以下,リハ)医学の関連分野の1つとして,診断,評価,治療などさまざまな臨床場面で“役に立つ”学問である.さらには神経生理を用いることは患者の病態生理,治療手段の客観的評価に有用であり,また生体の信号や機能画像を治療手段に用いることも可能である.
 リハ医学・医療の分野でさらに用いられることが望まれる.

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© 2016 社団法人 日本リハビリテーション医学会
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