The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
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特集『切断とリハビリテーション医学』
義手処方の実際
田中 洋平
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2018 年 55 巻 5 号 p. 388-393

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抄録

義手の中でも前腕筋電義手は機能性と装飾性を兼ね備えた義手であり,装着時間も長く,多くの前腕切断者にとって有用な義手である.前腕能動義手や上腕能動義手,上腕筋電義手は使用中止に至る例はあるものの,使用場面によっては必要とされる義手である.装飾義手は各切断高位,中でも上腕切断や肩関節離断で一定のニーズがある.切断術後初期には,能動義手のリハビリテーション(作業療法)を通じて補助手としての義手の役割と使用法を学習するとともに,義手を用いた両手動作を獲得しておいたほうがよい.上肢切断者のニーズや職業,生活環境に合わせた義手やリハビリテーションの処方が重要である.

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© 2018 公益社団法人 日本リハビリテーション医学会
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