The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
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特集『肢体不自由児におけるリハビリテーション医学』
肢体不自由児における神経ブロック
根津 敦夫
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2020 年 57 巻 7 号 p. 599-603

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抄録

肢体不自由児の痙縮やジストニアに対し,国内でも2009年以降ボツリヌス毒素による神経ブロックが多用されている.軽症例への早期治療は,歩容や巧緻動作の問題を短期間で改善させ,数回の治療で完了できる.一方,重症例では,幼少期までは有効だが,学童期以降は体格が大きくなるにつれて用量不足となるため,効果不十分となる.また,治療3~6カ月後には症状が繰り返し再燃するため,治療終了の見通しが立たない.そのような場合,脊髄後根切断術やバクロフェン持続髄注療法への移行または併用を検討すべきである.これらの治療を適切な時期に導入すれば,装具療法との併用で,拘縮・変形の進行をある程度抑制することができる.

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© 2020 公益社団法人 日本リハビリテーション医学会

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