The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
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二次出版:外来維持透析患者に対する透析中の運動が身体機能に与える影響の検討
―負荷量可変型エルゴメーターと電動式エルゴメーターによる比較―
三浦 美佐吉澤 亮大和田 滋平山 暁伊藤 修上月 正博前波 輝彦
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2021 年 58 巻 2 号 p. 221-226

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抄録

維持透析 (HD)患者は時間的制約,体調不良,易疲労性などにより不活動下に置かれ,合併症の増悪,サルコペニア・フレイルという悪循環に陥りやすい.本邦の多くの透析施設において,患者に軽負担で実施可能な電動エルゴメーターが採用されているが,その身体機能に与える影響を負荷量可変型エルゴメーターと比較検討した報告は少ない.そこで,本研究の目的を,外来透析患者に対する透析中の12週間の運動を,電動エルゴメーターと負荷量可変型エルゴメーターで比較検討することとした.週3回HDを行っている歩行可能な平均年齢71.5±1.6歳の患者15名を,負荷量可変型エルゴメーター (Tex)群8名と電動式エルゴメーター (Elex)群7名に振り分け,透析中の運動を各人の身体能力に応じ,週3回,12週間実施した.介入後にTex群のみが,下肢筋力,運動耐容能が有意に増加した.よって,運動様式により異なる影響があることが示唆された.

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© 2021 公益社団法人 日本リハビリテーション医学会
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