30. 高濃度硫酸バリウムを使用した撮影法の検討 (第 1 法) : 間接撮影における有用性(上部消化管-2 間接撮影)

抄録

170W/V%の高濃度バリウムを160mlと少なめに、発泡剤を6gと多めに使用し、半立位及び水平位で、体位を素早く右回転させる本法は、十二指腸へのBa流出例が少なく、良好なBa付着例が多く、胃間接撮影における二重造影の画質向上に有用な撮影方法であると考える。また、Ba流出を少くするために、Ba飲用時に十二指腸球部へBaを入れない配慮が重要である。