1991 年 47 巻 2 号 p. 142-
第46回総会及び今回の方法をまとめると I.回転立体撮影を行うことにより 1)リアルタイムに立体像が得られ、病変の局在診断、選択的手技におけるマッピングに有用であった。II.サブトラクション回転立体撮影を行うことにより 1)サブトラクション像での三次元的観察が可能である。2)サブトラクションすることにより、障害陰影を消去でき、腫瘍濃染像、欠損像がより明瞭となった。III.データー収集時にリターンを繰り返すことにより 1)ライブ像収集時間を、9秒から12秒まで延長できた。2)観察したい角度でリターンすることにより、サブトラクション像が同一角度で、動脈相、実質相、静脈相と観察できる。