日本放射線技術学会雑誌
Online ISSN : 1881-4883
Print ISSN : 0369-4305
ISSN-L : 0369-4305
31. 腹部血管造影におけるデジタルビデオメモリを用いたサブトラクション回転立体撮影法 No.2(DSA-1)
斉藤 孝行中川 鉄夫葛西 醇住岡 秀史
著者情報
ジャーナル フリー

1991 年 47 巻 2 号 p. 142-

詳細
抄録

第46回総会及び今回の方法をまとめると I.回転立体撮影を行うことにより 1)リアルタイムに立体像が得られ、病変の局在診断、選択的手技におけるマッピングに有用であった。II.サブトラクション回転立体撮影を行うことにより 1)サブトラクション像での三次元的観察が可能である。2)サブトラクションすることにより、障害陰影を消去でき、腫瘍濃染像、欠損像がより明瞭となった。III.データー収集時にリターンを繰り返すことにより 1)ライブ像収集時間を、9秒から12秒まで延長できた。2)観察したい角度でリターンすることにより、サブトラクション像が同一角度で、動脈相、実質相、静脈相と観察できる。

著者関連情報
© 1991 公益社団法人 日本放射線技術学会
前の記事 次の記事
feedback
Top