1991 年 47 巻 2 号 p. 283-
(1)コニカのスキャナは補力、減力等の階調処理に十分な濃度分解能を持つと考えます。(2)当システムでの補力、減力等の階調処理は、他の方法を利用した場合に比べ処理の自由度が高く、特に補力において有用と考えます。当院では、特に補力において再撮のできない写真等の補力に効果を得ています。(3)階調処理可能限界の決定にはまだ多くの検討事項を残しているため今後の課題といたします。(4)気胸写真をスキャナでデジタイズするときには、スキャンのサンプルピッチ、S/Nの低下等、描出能の低下を招くほかの要因があり今後検討して行きたいと思います。