1992 年 48 巻 2 号 p. 219-
1.各社の測定手法とシネ研法との比較では、I.I.の入射X線量に最大1.98倍の測定値の違いを見た。2.各社の線量計とキャピンテック線量計との線量比は-9%〜f12%の範囲内にあった。3.メーカー各社によるシネ撮影装置のI.I.入射X線量の測定方法は、様々で、各社の測定値を画一的に評価することはできない。4.I.I.入射線量を測定する際の撮影管電圧、吸収体の材質と設置位置、線量計の設置位置等は、規格化が必要である。今後、シネ撮影研究会としては、I.I.入射線量の測定時に影響を及ぼす、撮影管電圧、吸収体の位置及び材質、線量計の位置など測定条件が測定値に与える影響を解明し、測定方法を確立して行きたい。