日本放射線技術学会雑誌
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172. 注腸検査時の腹部単純像の検討 (第 2 報)(造影撮影-3 大腸 (1))
島田 育廣薄木 裕之上田 義信藤本 一郎岡田 知之中村 裕二
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1992 年 48 巻 8 号 p. 1256-

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抄録

以上の結果次のことが言える。1、A領域ではガス像とBa付着に弱い相関がある。(r=0.370, rs=0.332)2、B領域では両者に相関が認められない。(r=0.116, rs=0.094)3、C領域は両者に強い相関を認めた。(r=0.725, rs=0.715)注腸検査において最もBa付着が不良になり易い深部結腸における相関の強さは今後の注腸検査の画質向上に大きく寄与できるものと考える。

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© 1992 公益社団法人 日本放射線技術学会
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