日本放射線技術学会雑誌
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23. Under Tube 方式血管造影装置における、小口径 I. I. 透視視野外照射野表示の検討 (第 2 報)(機器・材料-2 血管撮影装置)
才田 壽一吉岡 孝之岡田 博和奥西 孝弘宇都 文昭越智 保
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1993 年 49 巻 8 号 p. 1048-

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抄録

(1)、小口径I.I.におけるポジショニングにおいて、簡単なアダプタとテーブル移動による透視視野外照射野辺縁表示は、非常に有用であった。(2)、今回この方式を拡大ステレオ撮影やマスク撮影に流用することが可能となり、常に一定の照射野を使用する領域での撮影のポジショニングが容易となった。(3)、ステレオマスクを取り付けた状態で可動絞りとしても使用可能であり、DSAからカットフィルム撮影までスムースに、しかも照射野辺縁表示アダプタにより高精度に行えるようになった。(4)、ステレオマスクを使用することで両焦点中央部に濃度補償フィルタが挿入可能となった。(5)、以上の事より、各血管撮影部位に応じた最適な照射野制限が、照射野辺縁表示機構によって、より効率的に行えるようになった。

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© 1993 公益社団法人 日本放射線技術学会
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